「ヘアカラー」「傷み」で検索すると
- ヘアカラーは傷む
- 傷まない方法なんてない
- ブリーチで傷まない方法なんてない
そんなことが言われていますが、そういった美容室で使われている傷みを最小限に抑えるトリートメントは
髪を傷ませてから補修しているだけなので髪は一向に良くなりません。
擬似的に良くなったように見せているだけなので、時間の経過とともに傷んでしまったりトリートメントをやめると急に髪が傷んでしまいます。
そこで今回はカラーをするとどれくらい傷むのか?詳しく解説していきたいと思います。
ヘアカラーはどのくらい傷むのか?
ヘアカラーをすると傷むのは事実なのですが、今は髪を傷ませないようにすることができるのです。
ヘアカラーをするとどれくらい傷むのかというと
- 髪がきしむ
- からまる髪が増える
- 枝毛になる
- ごわつく
このような症状が髪が傷んだ状態と言えます。
髪の傷みの原因と対策をまとめた記事もありますの参考にしてみてください。
上記の記事でも解説していますが、髪が傷む最初のスタートは「油の欠損」です。
この油の正体は18MEAという成分なのですが、これがなくなってしまうことにより髪がきしんだり絡まったりしてしまうわけなのです。
ちなみに髪をブリーチしてどれくらいダメージするのか検証してみた画像があります。
ブリーチをするとどれくらい傷むのか?
まず2つの髪を用意してトリートメント処理をした毛束と何もしていない状態の毛束を用意します。
左側の毛束は髪質改善処理を施した毛束です。
ほとんどの美容室ではここまで油の膜をつくって髪を染めることはありません。
何故なら普通のトリートメントを使って髪を染めると染まらないからなのです。
なんだか科学の実験みたいでワクワクしますね(笑)
それはおいといて、アルミホイルの上に毛束をのせて染める準備をしていきます。
髪をアルミホイルの上において準備ができたらブリーチの準備をします。
と、ここでまた楽しそうなことを思いついてしまいました。
ブリーチをいつもの作り方で作ってみてもあまり変化は感じられないので、最強のブリーチを作って染めることにしてみましょう。
細かい作り方は危険なので内緒なのですが、簡単に説明するとブリーチを濃くして作ります。
ちなみにブリーチを濃くして人の髪に塗ると髪から湯気が出て発熱してしまいます。
ブリーチの説明書には発熱し発火してしまう危険性もあるので注意してくださいと書いてあります。
やったらだめと言われるとやってしまうのが人の心理(笑)。
ブリーチをかなり濃くして髪に塗っていきましょう。
ブリーチを塗って時間を置くのですが、通常30分くらいの放置時間ですが、今回は営業開始から営業終了までの8時間くらいを目安に放置していきます。
放置しているのを忘れて帰りそうになったのは内緒です。
8時間後
おっとそうだブリーチしてたの思い出した!ということでアルミホイルを開けてみるとこんな感じに。
髪の色が抜けて黄色くなっていますね。
元々の髪色が少し明るいものでしたが限界まで黄色くなっています。
ちなみにどれだけブリーチをしても髪は白にはなりません。
ブリーチをすると光の3原色が適応されるから白にしたいときは薄く紫を混ぜます。
この理由は光の3原色と色の3原色があり、髪のメラニンがあると色の3原色が適応されるので絵の具と同じように混ざれば混ざるほど黒になっていきます。
光の3原色はRGB(レッド・グリーン・ブルー)で色の3原色はCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・クロ)になります。
普段の色は混ぜると暗くなっていきますが光の3原色はあら不思議真っ白になります。
ちょっと逸れたので戻ってお話ししましょう。
ブリーチをした髪を洗って乾かしてみるとかなり傷んでいて、ビニールのような質感になりぶちぶちと切れてしまいます。
乾かしていても髪がなくなってしまうので毛束がなくなるんじゃないかと心配でしたが、結果をみるとどちらが良かったかは一目瞭然。
手触りは伝わらないかもしれませんが、トリートメント処理をしている毛束はつるつるとした感触に。
トリートメント処理をしていない髪はざらざらしていてかなり髪が切れていました。
かなり強力なブリーチを使ったので両方切れ毛は出てきましたが、トリートメント処理をした方は圧倒的に切れ毛も手触りも少ない状態にになっていました。
髪を置いた場所がキッチンのシンクの上だったので少しみづらいですね。
もう少しわかりやすいように黒い布の上に置いてみましょう。
左がトリートメントをした毛束、右が何もしていない毛束です
黒い布の上に置いてみるとかなりわかりますね。
右の毛束は髪が切れて短い髪がたくさん出ています。
対してトリートメント処理をした髪はほとんど切れ毛がなく、毛先まで切れている様子がありません。
今回使ったブリーチはかなり強力なものなので、髪がここまで耐えられたのも奇跡な感じです。
実はブリーチの強さがわかる写真がありますので、こちらをご覧ください。
このようにブリーチを濃くして長時間放置するとどんな髪でもぶちぶちと切れてしまいますが
さすがに24時間以上放置してしまうとこんな感じになりますが、通常のブリーチはかなり強さを抑えているということがわかります。
薬剤って危険なので注意しましょうね。
最後にどうやったらカラーをしながら綺麗な髪を手に入れるのか解説していきます。
カラーをしながらツヤ髪になれる方法
実はカラーをしながら綺麗な艶髪を手に入れる方法は一つしかありません。
「髪を傷ませない」ということ。
先程のブリーチの状態をもっとくわしく解説していきますね。
髪の表面にはキューティクルがあり、生まれたばかりの髪はキューティクルの表面に油の産毛のようなものがあります。
この図は髪をかっぱ巻きのようなものだと考えてもらうとわかりやすいと思います。
かっぱ巻きを包丁で切った時にできる断面図のようなものです。
真ん中の黒いのはきゅうりの部分。黄色いところはお米の部分です。
周りの黒いところは海苔の部分で、海苔の外側に油がついていると思ってください。
その油が18MEAという油の存在なのです。
さらにこの油の部分を拡大していきましょう。
髪の表面にはこの18MEA(メチルエイコサン酸)という油があります。
この油がツヤの正体です。この油は薬剤に対してとても弱っちい存在です。
- カラーをすると100%なくなる
- パーマでも50%消失
- 紫外線を500時間当ててもなくなる(夏の3ヶ月に相当)
このようにカラーやパーマ、それに紫外線や摩擦にも弱いのですぐに取れてしまうのです。
このように髪になんの処理もしないでカラーを塗ると油が取れてしまい、油が取れたところからどんどんダメージが進行していきます。
これがダメージの始まりで、キューティクルが剥がれると髪の中にある油がどんどん出てしまい、パサツキの原因になるのです。
じゃあ、この油を保護してカラーをしたらいいのでは?という発想から生まれたのがリトルストーンで使っている処理剤です。
この青い部分が油の保護膜の正体で、これで髪のツヤを守り、カラーを染めることができるのです。
薬剤はキューティクルの間を通る時に18MEAを破壊して進んでしまうので保護する必要があるんですね。
でも油で保護しているとカラーって入りにくいのでは?と思われるかもしれませんが大丈夫。
ちゃんとカラーも染まり、色もちも良くなったというお客様の声もいただいています。
ちなみにビフォアーアフターはこのような感じになります。
こちらのお客様は1ヶ月半くらいでヘアエステをされていて地肌から生えてくる髪もきれいになっているのがわかります。
このように生えてくる髪を綺麗に美しく伸ばすには傷めないことが大切です。
そして生えてくる髪の土台も良い状態に保つことで、良い髪が生まれてきてどんどんと生まれ変わっていきます。
生えてきた綺麗な髪を傷ませずに伸ばしていくことで髪本来の美しさを残したままヘアカラーやパーマができるのです。
それと同時にお家でのケアも必要です。
美容室では集中ケアをしておうちで毎日抜け出てしまった髪の栄養分を補給してあげましょう。
実はお家でのケアが綺麗な髪になるか、ならないかを左右しているといっても過言ではありません。
使うものは3種類でシャンプー、トリートメント、アウトバス(オイル・ミスト)です。
上記の記事でまとめているので参考にしてみてください。
まとめ
今回はカラーをするとどのくらい傷むのかブリーチを使って検証してみました。
ブリーチをするとかなり傷みますが、それを最小限に抑えることができるのが画像でも確認できましたね。
ブリーチはとても強い薬剤で、使い方を間違えれば火事にもなります。
そのくらい危険な薬剤なので、髪に使う時は細心の注意を払わなければなりません。
24時間も放置する人はいないと思いますが、実験してみるとわかることもありますよね。
ブリーチをして分かったことは
- 髪が切れてバサバサになる
- 乾燥する
- 手触りがゴムのようになる
傷むとこのような状態になります。
処理剤を使ってダメージさせないようにすると
- 傷みを最小限にすることができる
- 強力なブリーチでも髪が切れるのを最小限に抑える
- パサツキを最小限にすることができる
ということがわかりました。
あくまで極端に薬剤を使った時はどのようになるのか?という実験でした。
ヘアカラーをしながら綺麗な髪にする方法は
髪を傷ませないということ。
髪を傷ませずにご自宅でのヘアケアをしっかりすることをお勧めいたします。
髪に悩んでいる方は是非一度リトルストーンでご相談しにきてくださいね。
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