美容室でカラーやパーマをしたあとに「アルカリ除去」をした方が良いと聞いて
- アルカリって髪に悪いの?
- アルカリ除去効果のシャンプーやトリートメントはある?
- アルカリ除去効果のあるものとは?
このような疑問が出てきそうですよね。
そこで今回はアルカリについての説明、アルカリの除去の仕方などについて解説していきたいと思います。
では早速見ていきましょう。
ヘアカラーなどの薬剤に含まれる「アルカリ」とは?
ヘアカラーだと薬剤の中には主に髪を染める色味の役割をする染料とアルカリが入っています。
アルカリはキューティクルを開いて染料を髪の中に入れる手伝いをしてくれるんですね。
髪にヘアカラー剤をつけるとアルカリが髪を膨らませてひらかせます。その時に染料も酸化重合といって髪の中で染料が大きくなります。
ヘアカラー剤を放っておくと最初は白かったのに時間とともに色が変わって黒くなったりするのはこの酸化重合のために起きる現象なのです。
ヘアカラー後は髪に残留して(残って)しまいますのでこのアルカリを除去しなければなりません。
アルカリが残留してしまうと
- カラーの色持ちが悪くなる
- ダメージが進行してしまう
- パサつきや乾燥が髪に出てしまう
このような状態になってしまうのです。ではそんなアルカリを除去するためにはどうすれば良いのかを解説していきます。
どうやったらアルカリを除去できる?
アルカリを除去するためには専用の薬剤やトリートメントを使う必要があります。
アルカリ除去に使われているモノの一つでヘマチンと呼ばれる成分があります。
活性酸素があると髪が劣化するのでそれを防いでくれる効果があるんですね。
それにタンパク質と結びつく性質があるので髪のケラチンとくっついてハリやコシがアップ。
抗酸化作用もありますので頭皮の老化を防ぎ、これから生えてくる白髪の予防にも効果的。
まとめてみると
- 毛髪補修効果
- アルカリ除去効果
- 抗酸化作用
- メラニン色素を活性させる酵素チロシナーゼに有効
このような効果があります。
デメリットは希少な原料なので価格が高くなってしまうことでしょう。
レブリン酸を使ったアルカリの除去
ヘマチン以外でのアルカリ除去の方法として当店ではレブリン酸を採用しています。
レブリン酸にはクエン酸よりもアルカリ除去効果が高く、カラーやパーマがもたらすアルカリを除去することでキューティクルをしっかり閉じてくれて滑らかな指通りやツヤを出してくれます。
カラーの色持ちをよくする効果も高く、デメリットも特にありません。強いていうならば時間がかかってしまうことでしょう。
アルカリを除去するシャンプー
ではアルカリを除去する方法がわかったところでホームケアは何を使えば良いのかも気になりますよね。
ヘマチン入りのシャンプーもそうですが、当店ではカラーの際にヘマチンを使用しているので自宅でのケアはシンプルに痛ませないものを推奨しています。
おすすめのシャンプーを知りたい方は上記の記事をご覧いただければと思います。
実際に1年半試したお客様の事例
では実際にアルカリ除去トリートメントをやってみた結果どのような変化や効果があるのかも気になりますよね。
ここで今回は実際に1年半ヘマチンやレブリン酸を使ったトリートメントを使用したお客様の事例をご紹介します。
今回のお客様は1年半くらい前にご来店いただいて、美容室でのみヘアカラーをされている方です。
今回はアルカリ系の温泉に入られて、髪がパサパサになっていました。
この状態からヘアカラーをアルカリ除去やタンパク質の補給、ダメージの予防とダメージ部分は補修のトリートメントを重ねていきます。
以下が施術後の状態です。
アイロンを入れたところが綺麗になるのはわかりますが、根本の部分のツヤがとても出てきていますよね。
ではビフォアとアフターを比べてみましょう。
今回は毛先がパサついていましたのでしっかりとトリートメントを入れ込んだので毛先は少し重たくなっています。
サラサラというよりはしっとりとした質感に仕上げてみました。
アルカリ除去トリートメントの効果は継続することで徐々に良くなっていきますので続けることが大切です!
まとめ
今回はアルカリ除去トリートメントの効果について解説してみました。
アルカリを除去するために使われているものは多くありますが、一番髪に負担が少ないものは
- ヘマチン
- レブリン酸
になります。
ヘマチンは先ほど申し上げたように髪の改善効果が期待でき、ハリやコシを出てくれます。
レブリン酸は主にツヤが出やすくなるのでとてもおすすめです。
当店でも両方をつかったフルコースメニューを用意していますので気になる方は一度試してみてくださいね。
髪のダメージ予防と補修に特化した当店でのカラーは白髪染めからおしゃれ染めまで用意しています。
気になる方は以下からお友達登録をしてくださいね。
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